
夕方になると靴がきつい
朝起きたら顔がむくんでた
まぶたが腫れぼったい
など、むくみを感じることは、誰しもあるのではないでしょうか。
とくに女性は男性より筋肉量が少ないため、脚の筋肉が血液や水分を心臓へ戻す “ポンプ” として働きにくく、下半身に水分がたまりやすくなりがちです。
また、生理前や妊娠中は体内に水分をためこみやすくなるので、むくみが出やすくなります 。
いずれにしても、血流や水分の循環が悪くなるとむくみやすくなるため、気血水のめぐりをよくすることが大切です。
東洋医学でいう湿(しつ)って何?
むくみは、体の余分な水分が皮膚の下に溜まった状態ですが、東洋医学では、その余分な水分のことを湿(しつ)と呼びます。
身体に湿がたまると、むくむだけでなく、身体が重だるく感じたり、下痢をしやすくなったり、めまいや耳鳴りを引き起こすこともあると考えられています。
この湿は、梅雨から夏にかけて、とくに注意が必要です。
というのも、湿度が高いと、胃腸(脾)の機能が低下しやすくなり、その影響で体に湿がたまりやすくなるからです。
実際、ムシムシしてくると、食欲不振になりやすいですよね。
これにも、湿が関係しています。
体に湿をためないためのセルフケア
というわけで、湿度が高くなるこの時期に、体に湿をためにくくするためのツボを3つご紹介したいと思います。
① 陰陵泉(いんりょうせん)

水分代謝を整える作用のある代表的なツボです。
ここに強い圧痛がある方は、湿がたまりやすい傾向があると考えます。
そういう反応を見られるツボでもあります。
陰陵泉のほかにも、内くるぶしから膝につながる骨の内側には胃腸の調子を整えるツボがずらっと並んでいますので、両手の母指を重ね合わせて下から上に全体をゆっくり指圧するのも効果的です。
カッサがある方は、同様に下から上にマッサージしてください。胃腸の調子を整え、水分代謝を助けます。
② 水分(すいぶん)

文字どおり体の中の水分に働きかけるツボです。
水分代謝をよくして、むくみを軽減します。
色白でぽっちゃりタイプの方や、夕方になるとふくらはぎから下がむくんで靴がきつくなるような方にはとくにおすすめです。
③ 三陰交(さんいんこう)

女性はぜひ覚えておきたいツボです。
婦人科系の症状全般、更年期の不定愁訴、冷え性の改善、美肌など幅広く対応します。
生理のときにむくみやすいという方にはとくにおすすめです。
こんなときは要注意
女性の場合、むくみが気にならないという人のほうが少ないかもしれません。
気にしすぎる必要はありませんが、病気が隠れていることもありますので、
・急激にむくみがひどくなってきた
・片脚だけむくむ
・朝のむくみが一日中続く
・無気力、皮膚の乾燥、冷えなどほかの症状もある
といった場合は、お早めに医療機関を受診することをおすすめします。
お灸を使ったセルフケア
今回ご紹介した、陰陵泉、水分、三陰交、この3つのツボはどれもお灸のケアが有効です。
試してみたいけど、やり方がわからないという方のために、あらためてブログでお灸の使い方についてもまとめたいと思います。
ちなみに当院には、お灸のサンプルがありますので、ご希望の方には施術後に、セルフケア用のツボの位置とお灸の使い方をお伝えしています。
お近くの方は、お気軽にご相談ください。
むくみは、甘いものや塩分の摂りすぎにも注意が必要です。
水分摂取も一度にたくさんではなく、こまめにを意識してくださいね。
本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
奥沢うるう鍼灸院

