免疫力をアップする、おすすめ3つのツボ

今年はインフルエンザの流行が例年より早まっているようですね。年末年始にかけて何かと忙しくなりますし、旅行や帰省などのイベントが控えていて、風邪なんかひいている場合じゃないという方も多いはず。そこで今回は、ウイルスから体を守るために免疫力をアップするポイントやおすすめのツボをご紹介したいと思います。

免疫力アップに欠かせない2つのこと

ツボをご紹介する前に、免疫力をアップするために欠かせない2つのことについて書きます。

ひとつ目は「十分な睡眠」です。

免疫力をアップするにはカラダを休ませることが何よりも大切です。

逆に、睡眠不足の状態では免疫力はどんどん下がっていきます。

日本人の4分の1は不眠と言われますから、寝たくても眠れないという方も多いかもしれません。その場合は、早起きをして朝陽を浴びる習慣をつけましょう。適度な運動もいいですね。

それでもよく眠れないという方には瞑想をおすすめします。瞑想はストレスをやわらげ、自立神経の安定を助けることが知られています。いろんな瞑想法がありますが、まずは5分でいいので目を閉じ、自分の呼吸(鼻から吸って鼻から吐く)に意識を向けてみてはいかがでしょうか。

2つ目は、「食養生」です。

・よく噛んで食べる

・旬のものを食べる

・腹八分目を意識する

・夜は少し控えめにする

この4つを意識すると、自然とお腹が整って暴飲暴食することもありません。免疫の70%を担うのは腸ですから、お腹が整っていると自然と免疫力がアップします。

自分の体調を3ステップで簡単チェック

睡眠は十分にとれているのか、食生活はどうなのか、簡単にチェックする方法があります。それは、

①朝、気持ちよく起きられるか

②空腹を感じて、朝ごはんを美味しく食べられるか

③すっきり排便できるか

です。朝起きたときに昨日の疲れが残っていたり、食欲がわかないという日はだれにだってありますが、そんな日が続いているなら要注意です。逆にスッキリ目覚めて朝ごはんが美味しいと、今日は体調がいいなって感じますよね。

便はバナナ状で黄褐色、きつい匂いのないものが理想ですが、こんないい便ばかりじゃないですよね・・・。以前患者さんに、「ウンログ」という自分の便を記録するアプリを教えていただきました。その方は、このアプリを使うようになってから便秘が改善されたそうです。まずは自分の状態を知ることが大切ですね。

免疫力をアップするツボ

十分な睡眠がとれて食養生ができていれば、自然と免疫力はつきますが、相乗効果でさらにパワーアップするためのツボをご紹介します。

体のおもな免疫は腸が担っていますから、免疫力は腸の状態に左右されるといっても過言ではありません。ですから、胃腸を整えるツボの代表である足三里(あしさんり)はぜひ覚えていてください。

足三里は養生穴として古くから有名で、かの松尾芭蕉も足三里に灸を据えて奥の細道を旅したといわれています。

足三里(あしさんり)膝のお皿の下から指4本分くだったあたりで外側に指をすべらせて凹んだところ。親指でやさしく押して気持ちのいいところで5秒くらいとめてゆっくり戻すを10回ほど繰り返します。お灸をするのもおすすめです。

胃腸を整えるツボとしてもうひとつおすすめしたいのが関元(かんげん)です。丹田(たんでん)というと聞き覚えのある方も多いかもしれません。関元は冷え性にも効果的です。

お腹が冷えて下痢をしやすい方などは、毎日お灸をすることで体質改善が望めます。

関元(かんげん)おへそから指4本分ほど下がったところ。お灸がなければ、このあたりをカイロなどで温めてください。冷えを改善し胃腸を整えます。

最後に、衛気を強めるツボをご紹介します。衛気(えき)とは体をまもる陽気のこと。体表(肌や粘膜)を覆うバリアのようなもので、さまざまな外邪(熱さ、寒さ、乾燥、湿気、ウイルスなど)が体へ侵入するのを防ぎます。外敵をシャットアウトしてくれる衛気を強めることは、とても大事な養生です。

この衛気のめぐりを良くするツボが大椎(だいつい)。そして、大椎の少し下にある風門(ふうもん)というツボも体表防御作用があり風邪予防のツボとして有名です。

東洋医学では、首の後ろあたりから風邪(ふうじゃ)が入り込むと考えられています。悪寒がするときってだいたいこのへんですよね。首の後ろから肩甲骨内側にかけては、冷やすと風邪をひきやすくなるので、ストールやマフラーを巻くなどして直接風が当たらないように気をつけましょう。首の後ろが寒いなと感じる方は、カイロを貼ったり、ドライヤーで温めてあげてください。

大椎(だいつい)下を向いたときに一番出っぱっている骨の下の凹んだところ。温めると衛気のめぐりが良くなり体表のバリア機能が高まります。

ちなみに、わたしにとって外せない感染予防対策は、鼻うがいです。慢性上咽頭炎の治療目的で始めたもので、生理食塩水をつくり、起床時と帰宅時にスポイトを使って行っています。ここ数年続けていて、かなり効果を感じています。

みなさんは、どんな対策をなさっていますか?
よかったら教えてください。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

奥沢うるう鍼灸院