疲れやすい、身体がだるい、夜眠れない、なんだか気分が落ち込む・・・そんな覚えはありませんか? まだ、朝晩の気温差が激しいこの時期は、自律神経の乱れで、さまざまな症状が出てきやすくなります。でも、どうして自律神経って、寒暖差で乱れてしまうのでしょうか?
季節の変わり目に自律神経が乱れるわけ
自律神経とは、明け方から昼間にかけて、活動しているときに活発になる交感神経と、夕方から夜にかけて、安静時に活発になる副交感神経の2つをさします。両方の神経がバランスよく働くことで、呼吸や体温調整などが適切に行われ、ふだんの生活が保たれているのです。
例えば、朝の気温は8℃だったのに日中は20℃を超えちゃったという日を考えてみましょう。気温が高いと、血管は拡張して熱を放出しやすくし、汗をかいて体にこもった熱を下げます。逆に寒いと、血管は収縮して体内の熱を逃さないようにします。
交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキによくたとえられますが、正反対の働きを微調整しながら、環境の変化に対応しているのです。ですから、気温や気圧の変化が大きくなる季節の変わり目は、どうしても自律神経に負荷がかかりやすくなります。
疲れやすい、身体がだるい、夜眠れない、なんだか気分が落ち込む・・・などは、自律神経の機能が低下しているサイン。このような状態をそのままにしていると、自律神経の疲労がどんどん蓄積していってしまいます。
疲れた自律神経を回復させるには?
疲れた自律神経を回復させるには、ちゃんと休ませてあげることが大切。それには良質な睡眠をとることが一番です。もし、よく眠れない、寝ても疲れがとれないと感じていたら、以下の3つができているか、まずはチェックしてみてください。
①毎日同じ時刻に起きて朝日を浴びる
②朝食にタンパク質をとる
③日中は適度に運動する
朝日を浴びると、幸せホルモンのセロトニンが放出され、夜にはそれが睡眠ホルモンのメラトニンに変わって入眠しやすくなります。セロトニンとメラトニンの材料になるのが、タンパク質に含まれるトリプトファンというアミノ酸。トリプトファンが摂取できて、忙しい朝でも手軽に取り入れられるものというと、納豆やバナナがおすすめです。
ただし、バナナは体を冷やす作用が強いため、なるべく温かいものと一緒に召し上がってください。体を温める作用の強いシナモンなどと合わせるといいですよ。
これなら続けられるかも!? ジャパニーズウォーキング
適度な運動というのも曖昧なので、おすすめの運動「インターバル速歩」をご紹介します。これは信州大学の能勢博教授が開発したウォーキング方法で、3分間の速歩きのあと、3分間ゆっくり歩く、これを1セットとして1日30分つまり5回以上行うというものです。
もともと歩くのは好きなのですが、もっと筋肉に負荷をかけようと思って速歩きすると、しんどくなってしまって逆に歩くのが嫌になってしまったりします。その点、このインターバル速歩だと、「3分間だけ」とか、「あの電信柱まで」とか、短期の目標を持って取り組めるので続けやすいです。
インターバル速歩は、「ジャパニーズウォーキング」とも呼ばれて、海外でも話題になっているそうです。3、3、30で覚えやすいですよね。駅までの道すがらにでも気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
毎日外に出る習慣がないという場合は、家で手軽にできるラジオ体操がおすすめです!
今はYouTubeなどでいつでもできるのがいいですよね。本気でやるとかなりいい運動になります。
良質な睡眠をとるためのコツは他にもありますが、上記の3つができると、日中は交感神経が高まり、就寝時には副交感神経が高まって入眠しやすくなるリズムがつくりやすくなります。
「ぐっすり眠れる体をつくる」は当院のスローガンでもあるので、睡眠に関しては、今後もいろいろな角度から取り上げて、みなさんと情報をシェアしたいと思っています。一気に変える必要はありません。少しずつできるところから始めていきましょう!

